SDGs、サステナブル、持続可能な社会…。最近よく聞くようになったけど、自分には無縁だと思っていませんか?でも実は、サステナブルは日常の中にたくさん潜んでいるんです!
ワーママゆっこと一緒に学ぶ、今日からできる社会にちょっといい暮らし。そのヒントをお届けします。
第6話 牛乳を飲むだけで世界の子どもを助けられる!!
牛乳でできる国際貢献。ユーコープのみるくぼきん
ユーコープでは、毎年6月~8月におうちCO-OP(宅配)や店舗でコープ商品の牛乳1本(1リットル換算)をお買い上げごとに1円を、ユーコープがユニセフと国連WFPに寄付し、世界の子どもたちを支援する「みるくぼきん」に取り組んでいます。
世界ではたくさんの子どもたちが飢えに苦しみ、さらに学校に行きたくても行けない子どもたちが1億人以上います。こうした状況に少しでも支援ができればと、これまで長年ユニセフ募金に取り組んできたコープかながわ(当時)からの呼びかけで、2008年に「みるくぼきん」を開始しました。利用が多い牛乳の供給を通して、ユニセフおよび国連WFPへの寄付をユーコープ全体で進めています。
「みるくぼきん」の主な支援内容
①ユニセフ「児童婚を終わらせる ガーナ指定募金」
西アフリカのガーナ共和国では、18歳未満で結婚を強いられている子どもたちの割合が19.3%となっており、国際的な支援が必要な状況となっています。
児童婚は子どもの権利の侵害であり、成長発達に悪い影響を与えます。女の子は妊娠・出産による妊産婦死亡リスクが高まり、暴力、虐待、搾取の被害も受けやすく、学校を中途退学するリスクも高まります。
支援を通して、主に「女の子のエンパワーメント※できる安全な場所の提供」「地域コミュニティが女の子を守るための研修」の活動を通じて、2030年までに児童婚ゼロを目指していきます。
※エンパワーメント…自ら意志決定できるようにすること
■現地の女の子たちに研修を行っている様子
「研修に参加してから、怒鳴ったりたたいたりせず、穏やかでやさしい言葉で説得するようにしています。そうすると、娘たちは私の話をよく聞いて理解してくれるようになり、危険な遊びをしなくなりました。」とチャンニーさんは話します。
■宗教指導者やコミュニティへの啓発の様子
②国連WFP「学校給食プログラム」
国連WFPは、飢餓のない世界をめざして活動する国連の食料支援機関です。世界では多くの子どもたちが毎日空腹のまま学校に通い、そのため授業に集中できずにいます。畑仕事や家事を手伝うため、学校に通うことすらできない子どもたちも大勢います。国連WFPは食料が必要な地域を選定し、1年間1日1食栄養価の高い学校給食を支給しています。給食支援によって、子どもたちが学校に行くきっかけにもなり、出席率や成績向上にもつながっています。
みるくぼきんの募金結果と支援内容はこちら
ユーコープのお店や生協の宅配おうちCO-OPでは、期間中に現金やポイントで直接募金することも可能です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。今回の企画が毎日の暮らしにお役に立てれば幸いです。またお会いできる日を楽しみにしています。
ゴハンのもと編集部