毎日の家事や子育てのこと、「こうしなきゃ」「もっとちゃんとするにはどうしたら?」と思っていませんか?
ここには、ユーコープ組合員や専門家がみんなで考えた「これでいいんだ」と思える暮らしのヒントがたくさん!あなたに合ったおおらかなラクちんを見つけてください。
目次 | Index
「手づかみ食べ」っていつから、どんな風に進めたらいいの?
離乳食を進める中で取り組んでいきたいのが、赤ちゃんが自分の手でごはんを食べる「手づかみ食べ」。でも始めるにあたって、みんなさまざまなお悩みがあるようです。
あまり手づかみ食べをしたがらないです。発達の面でさせた方が良いと聞くけど、無理にでもさせた方が良いのか分からない…。
(おうたびさん)
手づかみ食べがいいというのは分かっていても、汚れちゃうのが気になる…という葛藤が絶えなかった。
(ななんままさん)
バナナやハンバーグなど柔らかいものは、食べずに手で潰して遊んでしまう。エプロンが嫌で付けてくれないので、洋服が汚れてしまい全着替え。着替えるのも好きじゃないので、ギャン泣きという負のループ。
(うたえもんさん)
どのくらいの固さや大きさのものをいつあげるのか。あと、すごく散らかるので、どうしたらいいのか…。
(ドラミさん)
組合員の体験談や専門家による解説やおすすめのレシピを参考に、赤ちゃんのペースで「手づかみ食べ」を取り入れていきましょう。
うまくできなくても大丈夫!うちはこうやってたよ!先輩たちのアドバイス
大きくなれば、手づかみして食べたかどうかなんて何の問題も無いですし、まわりと比べて悩む時間がもったいないです。悩む時間をお子さんと楽しむ時間に変えて下さい(*^^*)
(しとらすさん)
柔らかいものは掴むのが難しく、後片付けが大変だったので、子どもが好きだったパンをいろんな形に切って食べさせていました。子どもの好きな物なら進んで食べてくれるので、とりあえず食べれば良し!くらいの気持ちで大丈夫だと思います!
(kumikoさん)
バナナやコープのさつまいもスティック、食パンなどを手づかみ食べさせていました。ぐちゃぐちゃにするのが好きな子もいたり、逆に手が汚れるのが好きじゃなくて手づかみ食べしたくない子もいるようです。手づかみ食べはしてもしなくても成長にあまり変わりはないと思います。周りと比べ過ぎないことも大切です。
(もちさん)
食べ散らかし、後片付けも大変だと思います。過ぎてしまえばあっという間の期間なので、もう少し頑張ってください!
ものすごい食べ散らかしは記念撮影をオススメします!あとで見返すといい思い出です♪♪
(そんみさん)
管理栄養士のおおらかアドバイス
手づかみ食べは無理に始めなくて大丈夫!赤ちゃんが食べ物を触りたがるようになったら始めてみて。ママの余裕がある時に、少量からでいいですよ。
管理栄養士 古川沙織
スタートのタイミングに決まりはない!
個人差もありますが、9カ月頃から食べ物に興味を持ち始め、手で物をしっかり掴めるようになっていきます。でも1歳を過ぎても手づかみ食べをしない子もたくさんいますよ。
周りと比べて焦らないで、赤ちゃんが食べ物に手を伸ばすようになったら、少しずつ手づかみ食べをさせてみましょう。
「自分で食べる」ための大切なステップ
赤ちゃんは食べ物を目で見て、手でつかみ、口に運ぶという一連の動きを積み重ねることで、自分の一口の量や指の力加減を学びます。
最初はうまく食べられず、食べ物をぐちゃぐちゃにするかもしれませんが、それも赤ちゃんにとっては立派な学習。こうした手づかみ食べの経験が、スプーンや箸を使ってひとりで食べることにつながっていきます。
ママも赤ちゃんも負担なく進められる工夫を
もっとも大切なのは赤ちゃんが「食べるって楽しい!」と感じてくれること。以下のポイントを参考にしながら、気楽に取り入れていきましょう。
①食材をスティック状や俵型、小判型などの手に持って食べやすい形にする。
②歯茎でつぶせる程度のやわらかさのものを、一気に口に入れすぎないよう少しずつあげる。
③こぼしても後片づけがしやすいように、床に新聞紙やレジャーシートを敷いておく。
管理栄養士オススメのおおらかレシピ
「ちょっとだけ作る」が簡単に! パクパク進む手づかみ食べレシピ
じゃがいもとしらすの海苔おやき
▼詳しいレシピはこちら
材料(2個分)
じゃがいもフレーク・・・大さじ1
食塩不使用パラパラしらす・・・小さじ1
あおのり・・・ひとつまみ
片栗粉・・・ひとつまみ
作り方
- じゃがいもフレークに水大さじ2(分量外)を加え、よくかき混ぜマッシュ状にする。
- 食塩不使用パラパラしらすは耐熱容器に入れレンジで10秒加熱し、解凍する。
- 1にしらす、青のり、片栗粉を加え手でよく混ぜ、俵型に成形する(25g~30gのもの2個分)。
- 熱したフライパンに油を薄く引き、表面を焼く。
しらすはやわらかく、たんぱく質も摂れるので、離乳食におすすめの食材です。じゃがいもと一緒にまとめると手でつかみやすくなります。食塩不使用パラパラしらすなら、必要な分だけ解凍してそのまま使えます。市販のものを使う場合は、熱湯をかけて塩抜きをしてください。
じゃがいものマッシュは、じゃがいもフレークを使うと便利です。水を加えるだけで少量から手軽に作ることができます。片栗粉を加えると食材がよくまとまり、パサつきが抑えられて食べやすくなりますよ。
ユーコープのオススメ商品
じゃがいもフレーク
保存料や着色料等の化学合成品を一切使用せず、北海道産のフレッシュなじゃがいもをボイルし、香り際立つ昔ならがらの製法にてフレーク状に加工しました。
食塩不使用パラパラしらす
愛媛県産の新鮮ないわしの稚魚を食塩を一切加えずに炊き上げた後、一尾ずつ瞬間凍結してパラパラに仕上げています。食塩不使用なので素材の味がそのまま味わえます。便利なチャックシール付きで、使いたい分だけ使えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!今回の企画が毎日の暮らしにお役に立てれば幸いです。またお会いできる日を楽しみにしています。
ゴハンのもと編集