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甘いだけじゃない、味の濃さが自慢。
シトラス21のみかん

甘味とうま味がぎゅっと詰まった味が人気の「シトラス21のみかん」。
今回、生産地である福岡県・熊本県を訪ね、生産者グループ代表 高山 和典さんにみかん作りにかける思いを伺いました。

水はけのよい斜面の畑。太陽の光をたっぷり浴びて育つ
代表の高山和典さんと息子の陽光さん

福岡県八女市。「シトラス21のみかん」生産者代表 高山さんの広大なみかん畑が広がっています。このみかんを作っているのは、福岡県・熊本県の生産者グループ13人の皆さんです。「農業を魅力的な仕事として次世代が引き継ぐために、いかに効率よくおいしいみかんを作ることができるか」その信念に共感するメンバーが、よりよい方法を研究しています。

高山さんのみかん畑は、山林の水はけのよい斜面にあります。斜面は平地より日照時間が長く、みかんは太陽の光をたっぷり浴びて育ちます。このみかん畑では、木と木の間隔は1メートルと狭くなるように植えています。木々が水を取り合うことで、糖度の高いみかんになります。逆に、木の列の間には、幅4メートルもある平らな通路が走ります。これは、みかんの木の管理に必要な機械を稼働させるためです。広い間隔を取ることで、効率よく草刈りや農薬散布をすることができます。


オリジナルの有機肥料がおいしさのヒミツ

「シトラス21のみかん」のおいしさは、みかんの木にとって心地よい環境づくりから生まれます。畑の土には、アケビやタケノコ、ひじきやわかめなどの海藻類や魚粉から作ったシトラス21オリジナルの有機肥料を与えています。この魚粉に入っている成分が、みかんのうま味につながります。また、農薬は慣行栽培の半分以下に抑え、除草剤は年に1回しか使用していません。


完熟に近い実を一つひとつ見極めてから収穫

9月上旬から収穫作業が始まります。「みかんの収穫は、食べごろのみかんを一つひとつ手で摘み取ります。高所や低所のみかんを摘み取るのは肉体的にきついですが、楽しみな時期でもあります。甘いのはもちろん、コクがあり、味の濃いおいしいみかんを作るという追求心を持ち、そのための努力は決して惜しみません。機械化されて楽になったこともありますが、甘んじず、手で行う収穫や選定の作業は大事に丁寧に行っています」と高山さんは話します。

シトラス21のみかんは今が旬。こだわりの味をぜひ味わってみてください。

高山さんから教わる!みかんの保存方法

日陰で風通しのよいところに常温で保存。皮にしわが出てきたら、冷蔵保存に切り替えるタイミングです。冷凍みかんにする場合は、買ってきたらすぐに冷凍庫に入れましょう。

みかんが大量にあるときは、みかんジュースに!
作り方はシンプル。半分に切ったみかんを絞り器などで絞るだけ。みかん3個がコップ約1杯分です。甘味が足りない場合は、スプーン1杯のはちみつを入れるのがおすすめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。ぜひ次回も「ゴハンのもとを作るヒトビト」をお楽しみください。

ゴハンのもと編集部

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